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施工者のメリット

制御系統の設計が容易に

従来の制御システムでは、機器の容量や系統に合わせてリレーやマグネットスイッチを選び、インターフェース盤を設計したりしていた。そのため、温室ごとに盤を設計したり、系統に合わせて温室コンピュータを選定したりしなければならず、場合によっては温室コンピュータの仕様が顧客の要求を満たせずに、より高価な機種を選定したり、顧客に我慢してもらったりしていた。例えば、窓の系統数が8を超えると、表2のAまたはBの機種しかなく、機器単価だけで200万円(出力増設仕様にした場合)を越えてしまう。また、温度測定点が10点とか要望されたとなると、表2の機種では対応できなくなり、汎用計測制御コンピュータを使用しなくてはならなくなる。PLCなどの汎用計測制御コンピュータは、専用温室コンピュータに比べて操作性が悪く、プログラム設定費用や設置費用も安くは無い。
新システムは、系統数の増減が自由に可能で、機種による系統数の「縛り」が無くなる。また、コンピュータと機器とのインターフェースを考える必要が無くなり、設計・施工も容易になる。

誤配線による焼損などの低減

従来は、結線工事や設計のミスによる誤結線の事故が、まれに発生していた。この事故が発生すると、場合によっては配線が焦げたり、機器が焼損してしまい大きな損失になる事があった。新システムは、機器に電源と通信線を接続するだけでよく、このような事故がかなり減少すると期待される。

異常調査が容易に

施工時に動作しなかったり、引渡し後に不具合が起きた場合、まず不具合原因と疑われてしまうのは温室コンピュータで、その施工者に連絡が入る。だが、新システムなら各機器が記録を持っているので、そのデータを吸い出して原因追求が容易に出来る。また、故障診断機能をメーカが付ければ、より迅速な不具合調査が可能になり、ネットワーク機能の利用で現場に行かずともサポートが可能となる。


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